城下町の風情に
大人の隠れ家
二〇一八年(平成三十年)十一月六日、武相草は、彦根市内の伝統的建造物群保存地区内に位置する築百年の蔵を改装し、寿司店としてオープンしました。
城下町の風情が色濃く残る趣深い土地で、「大人の隠れ家」として、地域の皆様はもちろん、遠方からお越しくださるお客様にも長く愛されながら営業を続けておりますことに、深く感謝を申し上げます。
四季折々の旬の食材を
毎日の魚は京都の錦市場から、新鮮でおいしいものを厳選して仕入れます。お酒も滋賀県産の地酒を中心に揃え、料理に合わせてお選びいただけるよう豊富にご用意しております。
寿司店としてスタートした当店ですが、日々、四季折々の旬の食材を選ぶなかで、食材の良さを最も生かせるメニューを作ってお出しするうちに、お寿司だけでなく天ぷら、割烹料理など、お客様に喜んでいただける日本料理を幅広く取り揃えるようになりました。
八景亭の器を継承
武相草は、平成二十九年十一月に幕を閉じた彦根城・玄宮楽々園の料理旅館「八景亭」の食器を継承しています。
多くは明治から昭和初期に作製されたと思われるうつわですが、一部には江戸後期のものと思われる古い品物も含まれます。
いずれも地元・信楽焼はもちろん、萩焼、清水焼など全国各地から収集された名品の数々です。これらのうつわは、店舗二階に展示しておりますので、ご来店の際にはぜひご覧ください。
当店では、季節や食材、お客様のご利用シーンに合わせて器を選び、うつわも料理の一部と心して提供しています。料理とともに、貴重なうつわの彩りもお楽しみください
「本物」の料理と
趣ある空間を
「本物」には、人の心を動かす不思議な力があります。
上質な食材と料理、貴重な器の数々、スギの木のカウンターの手触り、季節の草花に彩られる店内のしつらえと空間、築百年の歴史ある建物の落ち着いた佇まい。武相草が提供する価値は、実際にお店にいらしてくださるお客様の記憶にずっと残り、お客様のお気持ちを温めるようなものでありたいと考えます。
私たちは、お客様が大切な方と共に過ごすひと時に、四季折々の美味しい料理と「本物」の感動を添えられる存在でありたいと願っています。お客様おひとりおひとりのために、有名寿司店、懐石料理店で歴々の経験を積んだ料理長・横田武典が、旬の食材を使った季節の料理でおもてなしをいたします。